横歩取り△4二玉戦法は、横歩取りにおける後手番の戦法になります。
先手に決定権があるので逃げられることもありますが、最近ではプロ棋士にも指されている戦法になります。
目次
プロの採用例
最近のプロの採用例としては、
2022-3-17 丸山忠久 九段 vs. 佐藤天彦 九段 第7期叡王戦 本戦
2021-8-26 木村一基 九段 vs. 佐藤天彦 九段 第47期棋王戦挑戦者決定トーナメント
2021-01-21 木村一基 九段 vs. 船江恒平 六段 第14回朝日杯将棋オープン戦本戦
などが挙げられます。
では、このようにプロにも採用されている横歩取り△4二玉戦法を序盤から解説していきます。
横歩取り△4二玉戦法の序盤
序盤は普通の横歩取りと同じ進行です。
上図の初期配置から▲2四歩△3四歩▲7六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩△同歩▲同飛△8六歩▲同歩△同飛▲3四飛と進みます。
一般的な横歩取りでは、次に△3三角とするのがよくある進行ですが今回紹介する横歩取りはここで△4二玉とします。
先手の対応
△4二玉に対して先手は、
- ▲5二玉
- ▲3六飛
- ▲3六歩
- ▲2四飛
が候補手として挙げられます。
この後の変化については、こちらに研究としてまとめているので良ければご覧ください。
最後に
横歩取り△4二玉戦法はあまり有名ではないと思いますが、研究すれば短手数で勝つことができる戦法でもあります。
ぜひ指して見てください!